3番目の樹の上で~AからWにかわる瞬間 - C-CLAYS
穏やかな景色を眺めて
鮮やかな緑が
動き出そうと
冷たい風が通り過ぎる時
新たな存在知り
目指していく
黄昏に染まる夕陽を背に
見慣れてる妖しい
霧に向かって
飛び越えてくる黄色い蝶
水面に響く
乾いた花びら散り
絵の具を出してきたように見えて
映えて美しく燃え
小さな秋
静かに訪れる次なる風
気が付けば白く積もっていく
高秋見渡せる場所が徐々に
消えて落ちる
河の流れで歪んでうつり
夜長に輝く月
見惚れている
淡い記憶だけを頼りにして
遊んでた日々を懐かしんで
重なり舞い落ちた枯葉拾い
また来ると告げる